《生産者について》
海からの冷たい風によってボルドーと似た気候だと言われる西オーストラリア州マーガレット・リヴァー。その地を代表する生産者の一つが、このルーウィン・エステートです。
ルーウィンでまず有名なのが、毎年エチケットのイラストを変えるアートラベルのシャルドネとカベルネ・ソーヴィニヨン。ずいぶん昔の2004年からスクリューキャップでワインをリリースしており、10年20年と経過したワインでも大きなボトル差なくきれいに熟成しているのが特徴です。
《このワインについて》
「スクリューキャップのワインは熟成しない」なんて噂を聞くこともありますが、大きな間違い。それは熟成ルーウィンを飲めばすぐわかるでしょう。若い頃にはない風味の複雑さとタンニンの滑らかさを獲得しています。コルクに比べると熟成スピードはゆっくりな分、ハズレの少ない古酒を楽しめます。
【パーカーポイント90+点】
[ワインアドヴォケイト誌223号 2016年3月のレビュー]
深いガーネット色の2009年アート・シリーズ・カベルネ・ソーヴィニヨンは、熟したブラックカラントとブラックベリーの香りを示し、ローリエ、湿った土、杉、燻製肉の含みが下地に感じられる。ミディアムボディで筋肉質で香ばしい果実味を持ち、非常に鮮明な酸のラインと中程度の噛み応えのあるタンニンに支えられ、良い長さの余韻を持つ。
[Lisa Perrotti-Brownによる試飲 飲み頃予想2013-2019年]
Leeuwin Estate Art Series Cabernet Sauvignon