《生産者について》
海からの冷たい風によってボルドーと似た気候だと言われる西オーストラリア州マーガレット・リヴァー。その地を代表する生産者の一つが、このルーウィン・エステートです。
ルーウィンでまず有名なのが、毎年エチケットのイラストを変えるアートラベルのシャルドネとカベルネ・ソーヴィニヨン。ずいぶん昔の2004年からスクリューキャップでワインをリリースしており、10年20年と経過したワインでも大きなボトル差なくきれいに熟成しているのが特徴です。
《このワインについて》
現存するのはもうかなり少なくなってきた、コルクで栓をされたルーウィン・エステート。スクリューキャップで栓をされたものと比べると、2,3年の差とは思えない時間の進みを感じます。熟成カベルネが枯れかけた感じのお好きな方にはまたとないワインであるはずです。コルクの個体差からボトルによる味わいの差は大きいと予想されます。
《2002年の特徴》
乾燥し温暖な冬に、涼しい夏と適度な雨で素晴らしいヴィンテージとなりました。収穫は例年よりも遅くなった年です。
若いうちにはカシスやチョコレート、茹でた豆のようなニュアンスがありました。なめらかな果実味の奥にしっかりとした量のタンニンが控えており、熟成ポテンシャルを感じさせるヴィンテージでした。
Leeuwin Estate Art Series Cabernet Sauvignon