《生産者について》
海からの冷たい風によってボルドーと似た気候だと言われる西オーストラリア州マーガレット・リヴァー。その地を代表する生産者の一つが、このルーウィン・エステートです。
ルーウィンでまず有名なのが、毎年エチケットのイラストを変えるアートラベルのシャルドネとカベルネ・ソーヴィニヨン。ずいぶん昔の2004年からスクリューキャップでワインをリリースしており、10年20年と経過したワインでも大きなボトル差なくきれいに熟成しているのが特徴です。
《このワインについて》
「スクリューキャップのワインは熟成しない」なんて噂を聞くこともありますが、大きな間違い。それは熟成ルーウィンを飲めばすぐわかるでしょう。若い頃にはない風味の複雑さとタンニンの滑らかさを獲得しています。コルクに比べると熟成スピードはゆっくりな分、ハズレの少ない古酒を楽しめます。
【パーカーポイント91点】
[ワインアドヴォケイト誌191号 2010年10月のレビュー]
アート・シリーズ・カベルネ・ソーヴィニヨンは、100%自社畑で栽培されたブドウを使用している。樹齢が高い、自ら植樹したものだ。深いガーネット色で、砕いたブラックカラントと乾燥した地中海のハーブ、さらに木の苔とペッパーコーンの力強いアロマを持つ。ミディアムボディで非常にきめ細かいタンニンとさわやかな酸があり、フレーバーは凝縮しており、バランスが良く、長い余韻を与えてくれる。今飲んで2020年以上まで楽しめる。
[Lisa Perrotti-Brownによる試飲 飲み頃予想2010-2020年]
Leeuwin Estate Art Series Cabernet Sauvignon