《生産者について》
オーナーのアン・コルギン氏は1992年に「コルギン・シュレイダー・セラーズ」を設立。前夫フレッド・シュレイダー氏と離婚後は「コルギン・セラーズ」と改めました。
コルギン・セラーズの中心は、プリチャード・ヒルにある自社畑「IX ナンバー・ナイン・エステート」からつくるレッドワインとシラー。ロバートパーカーに「ブドウ栽培の桃源郷」と言わしめたほどの恵まれた土地です。
スプリング・マウンテン・ディストリクトの自社畑からつくる「ティクソン・ヒル」や、セント・ヘレナにあるデイビッド・エイヴリュー所有の畑からつくる「カリアド」も同列のワインとして扱われており、評価では負けていません。
2017年からはルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシーグループの傘下に入りながらも多くの株式を所有し続け、ブランドを保っています。
2023年からはニール・ベルナルディ・マスター・オブ・ワインが最高執行責任者として監督を行い、ボルドーやファー・ニエンテで修業したアリソン・トージア氏が2005年からワインメーカーを勤めます。
【パーカーポイント100点】
[ワインアドヴォケイト誌 2024年3月のレビュー]
コルギンの2021年カベルネ・ソーヴィニヨン・ティクソン・ヒル・ヴィンヤードは、非常にリッチで濃縮されているにもかかわらず、生き生きとしてエネルギッシュである。 ローリエのニュアンスがダークチョコレートとブラックチェリーの香りを引き立て、フルボディで豊満なテクスチャーの味わいは、ローム質の土とレッドラズベリーを思わせる長い余韻へとすんなりと入っていく。 世界の偉大なワインの多くがそうであるように、このワインもまた、熟した果実味とフレッシュさ、果実味と土っぽさ、濃密さと活気といった、一見パラドックスに見える一連の要素が互いに補完し合い、エレガントで調和のとれた全体として現れている。
[Joe Czerwinskiによる試飲 飲み頃予想2025-2050年]
Colgin Tychson Hill Cabernet Sauvignon Napa Valley