《予定では98点以上!?》
グレッグ・ブリュワー氏のプライベート・ブランドである「ダイアトム」。2021年がパーカーポイント98点と、この価格帯のワインとしては異常ともいえる高得点を獲得しました。
さらにこの2022年も、昨年に近いかそれ以上の評価がつくんじゃないか。それほどのクオリティであると噂されています。
あくまで噂なので正式なレビューが発表されてから購入を判断されるのもありでしょうが、突然完売になる可能性も否定できません。
《生産者について》
醸造家のグレッグ・ブリュワー氏はこの道30年のベテラン。1991年からキャリアをスタートし、1996年にはスティーブ・クリフトン氏とともに「ブリュワー・クリフトン」を設立。ここで主にワインをつくる傍ら、かつては「メルヴィル」のワインメーカーも務めました。漢字ラベルが目を引く「シャトー・イガイ・タカハ」も彼の作品です。
クリフトン氏は既にワイナリーを去っているため、今では「ブリュワー・クリフトン」もこの「ダイアトム」も、完全に彼のつくるワインと言えます。違いは産地表記で、ダイアトムはサンタ・バーバラのテロワールを表現することを目指しているとか。沿岸部に見られる珪藻土に由来して「ダイアトム」の名前がつけられました。
《テイスティングノート》
パイナップルや白桃、レモンのような濃密なアロマ。このワインをつくるにあたり「引き算と洗練さ」を追求しているといい、オーク樽ではなくステンレスタンクで醸造しています。なのでバニラのような樽香はないのですが、それでも十分な香りのボリューム。海風を思わせるニュアンスと共に余韻が長く続きます。
Diatom Chardonnay Santa Barbara County Greg Brewer