《生産者について》
ポンジー・ヴィンヤーズはオレゴン州で3番目に設立されたワイナリー。
創設者のディック・ポンジー氏はもともとディズニーワールドの機械エンジニアでした。彼はもともとピノ・ノワールのワインが好きだったのですが、ある時アルザスのワインに感銘を受け、ワイン造りに目覚めます。当時住んでいたカリフォルニアの自宅の庭にピノ・ノワールを植えてみますが、かなりジャミーなものになってしまったそうです。
そこで彼は、家族と家財道具をトラックに詰め込み、ピノ・ノワールに適した土地を求めて北へと旅立ちます。当時オレゴンには栽培・醸造のノウハウを持った人が誰もいないなか、ポートランド近くにブドウを植えるところから試行錯誤を続けていきます。
その結果、彼はアメリカで最初にピノ・グリを商業的につくった生産者になった他、オレゴンで最も樹齢の古いピノ・ノワールの畑を所有しています。
《ローレルウッドAVAについて》
ここはアメリカで初めて、地質学的特徴で決められた栽培地域です。
この地域は非常に硬い玄武岩土壌の上にレス土壌が乗っています。栄養豊富なこの土壌では、樹がのびのびと根を伸ばすことができ、豊かな果実味と上品な口当たりになる傾向があるそうです。
「ローレルウッド」クラスのワインに描かれる4本の線。夏の鮮やかな青空の青、森林の緑、オレゴンの曇り空でありレス土壌の灰色、玄武岩土壌の茶色がそれぞれを象徴しています。
《ボランジェグループの傘下に》
後継者を探していたポンジー・ヴィンヤーズは、近年シャンパーニュで有名なボランジェグループの傘下に入りました。さらなる設備投資が行われ、品質が向上しています。その効果がしっかりと感じられるのは2024年ヴィンテージから。今のうちに手に入れて、比べて変化を感じてみるのも面白いでしょう。
《このワインについて》
このリザーヴはオレゴンでも非常に珍しい、接ぎ木していない自根のピノ・ノワールの古木からつくられます。自根であればワインが美味しくなるのかは議論の分かれるところですが、確かにこのワインには風味の奥行きを感じます。
コンポートにした黒系ベリーやチョコレート、コーヒーのような香り。口に含めば厚みのある果実味が優雅に広がり、豊富なタンニンが味わいの骨格をつくっています。余韻はダークチョコレートのような香ばしさとともに長く続きます。
Ponzi Vineyards Pinot Noir Reserve Estate Grown