《生産者について》
カレラの創業者は、このワインの名前にもなっているジョシュ・ジェンセン氏。DRCのワインに感銘を受けてその門を叩きワインづくりを学びました。故郷に戻った後「ロマネ・コンティのようなワインをつくれる土地」を探し歩き、当時はワイン産地でなかったマウント・ハーランを開拓しました。カリフォルニア産ピノ・ノワールの生産者として非常に早い段階から日本に紹介されており、知名度抜群のワイナリーです。
現在はジョシュ・ジェンセン氏の引退に伴い、ダックホーングループの傘下に入りました。しかし、醸造チームなどもそのまま受け入れたため、その味わいはしっかりと継承されています。
《畑について》
セレックの畑は南-南西向き。花崗岩や石灰岩などの岩石を多く含み、収穫量が低く凝縮されたワインが出来上がります。
【パーカーポイント95点】
[ワイン・アドヴォケイト誌 2024年10月のレビュー]
カレラの古木のセレクションの中で最も完成度が高く、多面的な2021年 ピノ・ノワール セレック・ヴィンヤードは、エーカー当たりわずか0.5トン足らずの収量となった1975年のオリジナル植樹のブドウから造られた。エレガントで赤系果実のブーケがあり、この地域のピノ・ノワールに特有のシャパラル(低木林)のアロマを完璧に凝縮しており、控えめでクリーミーなニュアンスによって心地よくまろやかに仕上がっている。口に含むと、躍動感のあるエネルギーと巧みでしなやかな凝縮感が組み合わさり、ジューシーさ、粘り強さ、そして爽やかさが一体となった爆発的なフィニッシュへと移り変わる。
カレラの歴史は、単にモントレー・カウンティのワイン産地だけでなく、カリフォルニアのピノ・ノワール全体にとっても中心的な存在である。州内の数え切れないほどのトップクラスのピノ・ノワールの畑において、カレラ由来のクローン(植樹素材)が普及していることを見れば一目瞭然だ。それらは、凝縮し、ストラクチャーがあり、低収量による力強さで知られており、その記述はそのままこのドメーヌ・ワインのスタイルを適切に要約している。醸造家のマイク・ウォーラーは、伝説的な創設者ジョシュ・ジェンセンから直接バトンを受け継ぐ幸運に恵まれ、全房発酵と分別の知れた新樽比率を継続して採用することで、これらのタンニン豊かでグリップのあるピノ・ノワールに、厳格さを避けるための絶妙な光沢を与えている。
[Matthew Luczyによる試飲 飲み頃予想2026-2036年]
Calera Mount Harlan Pinot Noir Selleck Vineyard