《生産者について》
ラウル・ペレスは「ビエルソ」というスペイン北西部の生産者。アルバリーニョで有名なガリシア地方にも近く、スペインといっても暑く乾燥した地域、というわけではありません。
1752年からという長い歴史を持つ栽培農家に生まれた彼は、実家であるボデガ・カストロ・ベントーサに参画。そののち2007年に自身のドメーヌを設立しました。特にメンシア、ゴデーリョといった土着品種で一大ムーブメントを起こした生産者として有名です。
「ブドウに与える影響を最小限に」といういわゆる「不介入主義」であり、馬をつかった畑の耕作、最小限の亜硫酸添加、熟成に古い樽を使うことなどが特徴です。
《このワインについて》
海からわずか150mの海際にある畑からつくる限定品。
リンゴ、白桃、カモミールのアロマに、海風やヨードのようなニュアンス。口に含むとフレッシュな酸とボリューミーな果実味を感じます。余韻には塩味と硬質なミネラル感が残ります。
ジェームズ・サックリングで98点を獲得し、Top 100 Wines of Spain2024で12位に選ばれました。
Sketch Albarino Raul Perez