《某テレビ番組で登場!》
芸能人が自身の品格をかけて様々な目利きに挑む、某格付け番組。今回登場したのは赤ワインか白ワインかを味で判断する問題でした。
「赤ワインと白ワインなんて誰でもわかるよ!」と思うかもしれません。ところがブラインドテイスティング用に使われるブラックグラスで飲むと、色が全く分からないのです。
赤ワインと白ワインの味の違いは、まずタンニン(渋味)があるかどうかがポイント。しかしこのワインのように渋味がほとんどなく、口当たりスムースで軽やかだと、十分に間違える可能性があるでしょう。
ブラックグラスを用意するのは難しいでしょうが、目隠しして飲めば同じことができます。友人を集めた飲み会に持参して、あのテレビ番組をマネた出題をして楽しんではいかがでしょうか。
《このワインについて》
「ブラウフレンキッシュの新しい可能性を追求した」という、ハインリッヒさんの新しいシリーズ。アンフォラで熟成し、無濾過無清澄、亜硫酸の添加なしでつくっています。
亜硫酸なしでつくると色調が淡くなる傾向があり、このワインも淡い色合い。じわっとうま味が広がる「薄旨系」です。
《生産者について》
オーストリア東部、赤ワインの産地であるブルゲンランド。ノイジードラーゼーの近くにハインリッヒ醸造所があります。当主ゲルノット・ハインリッヒさんが20代のころに設立。1haの畑から100haにまで拡大したというのですから、大成功と言っていいでしょう。その醸造所はオーストリアで最も美しいと言われています。
ビオディナミ農法を取り入れ、完全な有機栽培。無濾過・無清澄で亜硫酸は無添加かごく少量のワインをつくります。
Out of the dark Blaufrankisch Hinrich