《生産者について》
熊本ワイナリーの設立は1999年。同年に「菊鹿町葡萄生産振興会」を設立し、ブドウ栽培未経験の契約生産者3軒と2人3脚でスタートしました。
熊本ワイナリーでは当初よりナイトハーベストを実施。それにより暖かい地域においてなるべくブドウを傷めずに運び出すことができ、ブドウの香気成分が最大限に高まるタイミングで収穫できます。
名前が広まる切っ掛けとなったのがシャルドネ。「菊鹿ナイトハーベスト シャルドネ2003」が国内ワインコンクールで金賞を受賞したことで知名度が高まり、近年では入手困難なワインとなりました。
菊鹿町ではブドウの生育期の日照時間が1100時間あり、しっかりブドウが熟すといいます。一方で年間降水量が1700-2000mmもあるため、全ての畑が雨よけ施設をそなえているそうです。
《このワインについて》
このワインがNV(ノン・ヴィンテージ)であることにこだわりあり。「安定して菊鹿のシャルドネを楽しんでいただきたい」というのがこのワインのコンセプトだといいます。そのためにステンレスタンク発酵のフレッシュなワインと、前年に醸造し樽熟成しているワインをブレンド。その比率を工夫することで安定感のある美味しさを提供しています。
樽熟成のシャルドネは部分的なので、香りはリンゴや白桃のようなフルーツ主体。適度な凝縮感と上品な酸味のバランスが絶妙で、「菊鹿シャルドネ」ブランドを感じさせます。
Kikuka Chardonnay Kumamoto Winery