《生産者について》
もはや改めて語る必要もないような、ブルゴーニュ白ワインのトップドメーヌ。
シュヴァリエ・モンラッシェをフラッグシップに、ビオディナミによる栽培で素晴らしいワインをつくり続けています。その名声を高めることとなったアンヌ・クロード・ルフレーヴ氏が2015年に他界したあとも、その勢いは陰りを見せません。
《ドメーヌによるヴィンテージ評》
2022年のブルゴーニュは、生産量・品質ともに驚くべき成果を上げたヴィンテージでした。猛暑の夏を迎えたものの、ブドウの木は適応力を発揮し、希望を抱ける年となりました。
冬は穏やかで雨が少なく、3月も乾燥して冷涼な気候が続きました。このおかげで生育の進行が遅れ、霜の被害が懸念された4月も、遅めの剪定と風車の導入で乗り越えることができました。環境への配慮から、従来のろうそくは使用していません。
春は早くも夏のような陽気で、ブドウの生育が急速に進行。5月下旬には花が咲き終わり、6月には記録的な暑さと雨不足が交互に訪れました。7月と8月には熱波がありましたが、中旬以降の適度な雨が成熟を助け、ブドウに理想的な条件をもたらしました。
収穫は8月25日に開始。新設された醸造施設で、質の高い果汁を引き出すための長時間圧搾が実現しました。2022年ヴィンテージは、ブルゴーニュのポテンシャルを存分に表現したワインです。
《このワインについて》
特級畑バタール・モンラッシェ内の4つの区画から。(1974,1979,1989,1962年に植樹)
合計1.91ha
新樽比率25%のフレンチオークで発酵・12か月熟成、のちに6か月のタンク熟成
Batard Montrachet Grand Cru Domaine Leflaive