《生産者について》
ジョン・コングスガードが設立したこのワイナリーは、自社畑だけでなく契約畑からも素晴らしいワインをつくることで知られます。今では高級ワイン用のブドウ調達として一般的になった、オーダーメイドのブドウ栽培。ブドウの対価を収穫量ではなく栽培面積で支払うことでできる、低収量で品質を最優先した栽培を依頼することの第一人者なのです。
クオリティーに対する姿勢は尋常ではなく、品質に満足できない年は容赦なく生産量を減らします。
《このワインについて》
コングスガードの名声を高め、保っている看板ワインはこの「シャルドネ ナパ ヴァレー」です。
カリフォルニア大学UCデイヴィス校でワインづくりを学んでいた時代の学友、「リー・ハドソン」氏が営むハドソン・ヴィンヤード。それから「ラリー・ハイド」氏のハイド・ヴィンヤードからブドウを購入してこのワインをつくっています。
熟成によって「ガンパウダー」と呼ばれる、硝煙のようなミネラル感がより顕著に現れてきます。
コングスガードのワインはまず「ジャッジ」、続いてこのシャルドネが人気。毎年早々に売り切れます。ましてバックヴィンテージともなると、争奪戦は必至でしょう。
【パーカーポイント94+点】
[ワインアドヴォケイト誌 2016年12月のレビュー]
2014年のシャルドネは、レモンの花と繊細なパイナップル、ハニーサックル、砕いた岩が混ざり合い、鮮やかなミネラル、フルボディの口当たり、長い長い余韻を与えている。最低でも7~8年は美味しく飲めるだろう。
[Robert M. Parker, Jr.による試飲 飲み頃予想2016-2024年]
Kongsgaard Chardonnay Napa Valley