《生産者について》
ベルンハルト・フーバー醸造所は、ドイツの南部、バーデン地方のマルターディンゲン村に居を構えています。その地がかつてピノ・ノワールの名産地であったことを知った故ベルンハルト・フーバー氏は、1987年に醸造所を立ち上げ、2011年にはゴーミヨ氏で赤ワイン賞3冠に輝きました。現在は息子のユリアン・フーバー氏がその意思をついで、より透明感あふれるワインづくりをしています。
《ユリアンの代で変わったこと》
やや分厚いボディを持ったベルンハルトさんの作品と比べて、ユリアンはよりエレガントに仕上げます。
収穫を2週間ほど早めることでアルコール度数をやや抑えめにし、果汁を絞るプレスもあえて旧式のものに変えました。それは醸造時にオリが1.5倍ほど出るのが特徴で、そのオリとともに12か月の樽熟成を行います。
《このワインについて》
シュロスベルクはフーバーの畑の中でも最も急斜面です。表土がとても薄く、石灰岩が露出しており、非常にミネラル豊かなワインとなります。一方で日照を最も活用できるため、凝縮感と力強さも兼ね備えます。
【パーカーポイント95+点】
[ワインアドヴォケイト誌2021年9月のレビュー]
2019年のシュロスベルク・シュペートブルグンダーGGは、ピュアで深みがあり、フレッシュで、赤い果実というよりむしろ濃い果実の香りが漂い、この絵本のようなピノにすぐに興奮させられる。口当たりはジューシーで繊細、シルキーでしなやかなピノで、非常に繊細なタンニンと非常に刺激的で爽やかな塩味を持つ。非常に魅惑的。ピュアな果実味を持ち、樽香やトースト香はほとんど感じられない。
[Stephan Reinhardtによる試飲 飲み頃予想2021-2040年]
Hecklinger Schlossberg Spatburgunder Grosses Gewachus Bernhard Huber