《生産者について》
ドメーヌ・ビヨー・シモンは1815年から続くシャブリの生産者。17haの自社畑を所有し、その中には4つの特急畑と4つの1級畑も含まれます。
「シャブリ」のイメージから大外れしないワインに仕上げる生産者で、それでいてややリーズナブルな価格が魅力です。
その味筋を簡単に言うならふくよかリッチ系。割としっかりと樽香を感じる熟成を行っており、口当たりは厚みがありなめらか。近年評価の高い生産者にありがちなシャープな酸味は感じません。
普段ニューワールドのシャルドネを中心に飲んでいる方にもおすすめです。

《このワインについて》
ヴァルミュールは南から西向きの斜面に広がります。日中の最も暑い時間帯の日照を受けるので、最初の数年は厳格なイメージを受けるものの、ミネラル感と余韻の長さが際立ちます。一部に北向きの斜面もあり、そこでできるブドウからは爽やかさがもたらされるといいます。

Chablis Grand Cru Valmur Billaud Simon