《生産者について》
海からの冷たい風によってボルドーと似た気候だと言われる西オーストラリア州マーガレット・リヴァー。その地を代表する生産者の一つが、このルーウィン・エステートです。
ルーウィンでまず有名なのが、毎年エチケットのイラストを変えるアートラベルのシャルドネとカベルネ・ソーヴィニヨン。ずいぶん昔の2004年からスクリューキャップでワインをリリースしており、10年20年と経過したワインでも大きなボトル差なくきれいに熟成しているのが特徴です。
《このワインについて》
「スクリューキャップのワインは熟成しない」なんて噂を聞くこともありますが、大きな間違い。それは熟成ルーウィンを飲めばすぐわかるでしょう。若い頃にはない風味の複雑さとタンニンの滑らかさを獲得しています。コルクに比べると熟成スピードはゆっくりな分、ハズレの少ない古酒を楽しめます。
《2005年ヴィンテージについて》
この年はルーウィン・エステートの中でもかなり良いヴィンテージだったそうです。穏やかな冬と優しい春の風により、開花・結実は順調。夏は主に涼しく、後半暖かくなりました。日中は暖かく夜間涼しいという理想的な天候で、果実は完璧に熟しました。
リリース当初は、ブラックベリーやプラムにアニスなどのアロマを持ち、しっかりとした酸とタンニンがワインのレベルの高さを主張していました。
Leeuwin Estate Art Series Cabernet Sauvignon