《生産者について》
ジャン・クロード・ベッサン氏が妻の実家の畑を引き継いでワインをつくり始めたのが1989年。現在ブドウ畑は12haを所有し、村名格から特級まで7種類のワインをつくっています。2020年から妻の姓をあわせた「ベッサン・トランブレイ」にドメーヌ名を変更しています。
ステンレスタンク発酵・樽発酵や新樽比率などを、ブドウに応じて柔軟に使い分け、自身の目指すスタイルのワインをつくりあげます。そのスタイルを彼は「フィネス、フローラルさ、ミネラル感」と定義しており、どのキュベにおいてもその哲学が貫かれています。
《このワインについて》
スラン川左岸の1級畑であるモンマン。しなやかで優しい口当たりが魅力で、シャブリとしては酸味まろやか。古樽で6か月間と短めに熟成されています。
2019~2021年まで続いた凶作により、シャブリは全体的にかなりの値上がり傾向。その中にあって評価の高い1級畑が5000円以下というのはお買い得です。
【パーカーポイント93点】
[ワインアドヴォケイト誌 2021年8月のレビュー]
さわやかな果樹園の果実、柑橘類の花、ペストリークリームのアロマが前面に出た2019年のシャブリ1級モンマンは、凝縮感と浸透力があり、張りがあるが上品で肉厚なミディアムからフルボディ、サテンのようにしなやかな口当たりだ。とても良い仕上がりになっている。
[William Kelleyによる試飲 飲み頃予想2023-2040年]
Chablis 1er Montmains Jean Claude & Romain Bessin