《生産者について》
1853年に設立されたカレスキー。南オーストラリア州きっての銘醸地であるバロッサ・ヴァレー、グリーノックに位置します。
それから約160年間、一貫して無農薬・無肥料でブドウを栽培してきました。オーストラリアを代表するプレミアムワインで、ペンフォールズがつくる「グランジ」にブドウ提供してきた栽培家の一つでもあります。
シュナン・ブランやカベルネ・ソーヴィニヨンなど多様な品種を栽培していますが、特に評価が高く樹齢の高い畑を持っているのは、シラーズやグルナッシュなどのローヌ品種です。
【パーカーポイント92点】
[ワインアドヴォケイト誌181号 2009年2月のレビュー]
樹齢71年の自社畑のブドウを使用し、ローストしたフレンチオークとアメリカンオークのホグスヘッドで2年間熟成させている。革、スミレ、スパイスボックス、ブラックチェリーの魅力的なアロマが広がる。フルボディで力強い味わいは、香ばしい果実味と卓越した深み、そして長くピュアなフィニッシュが特徴だ。2010年から2018年まで楽しめるだろう。
[Jay S Millerによる試飲 飲み頃予想2010 - 2018年]
パーカーの予想ではとうに飲み頃を過ぎてはいますが、決してそんなことはありませんでした。果実味やタンニンがそぎ落とされて旨味だけが残ったような素晴らしい状態です。
ローヌワインはともかく、オーストラリアで約20年熟成のグルナッシュなどほとんど流通しません。ボルドーの古酒好きもブルゴーニュの古酒好きをも満足させる1本です。
Kalleske Old Vine Grenache