《生産者について》
1853年に設立されたカレスキー。南オーストラリア州きっての銘醸地であるバロッサ・ヴァレー、グリーノックに位置します。
それから約160年間、一貫して無農薬・無肥料でブドウを栽培してきました。オーストラリアを代表するプレミアムワインで、ペンフォールズがつくる「グランジ」にブドウ提供してきた栽培家の一つでもあります。
シュナン・ブランやカベルネ・ソーヴィニヨンなど多様な品種を栽培していますが、特に評価が高く樹齢の高い畑を持っているのは、シラーズやグルナッシュなどのローヌ品種です。
【パーカーポイント96-99点】
[ワインアドヴォケイト誌155号 2004年10月のレビュー]
2003年のグルナッシュ・オールド・ヴァインの樽サンプルは、1エーカーあたり1トンというさらに低い収量から造られており、2002年と同様に壮大なものであった。香ばしく、フルボディーで、素晴らしい強さ、純粋さ、そして全体的な調和がある。このワインはリリースされるや否や壮観であることを証明し、7年から10年美味しく飲めるだろう。
[Robert M. Parker, Jr.による試飲 飲み頃予想2004 - 2014年]
パーカーの予想ではとうに飲み頃を過ぎてはいますが、決してそんなことはありませんでした。果実味やタンニンがそぎ落とされて旨味だけが残ったような素晴らしい状態です。
ローヌワインはともかく、オーストラリアで約20年熟成のグルナッシュなどほとんど流通しません。ボルドーの古酒好きもブルゴーニュの古酒好きをも満足させる1本です。
Kalleske Old Vine Grenache