《生産者について》
ドイツきっての銘醸地ラインガウにて、辛口ワインをつくることに命を懸けるゲオルク・ブロイヤー。
訳あってVDP(ドイツ・プレディカーツワイン生産者協会)を脱退してしまったため、そこが定める特級畑にあたるGG(グローセス・ゲヴェックス)を名乗ることはできませんが、その品質はまぎれもなく特級クラスです。
《ベルク・シュロスベルクについて》
ブロイヤーの持ち味は、なんといってもリースリング100%から作られる力強くも繊細な辛口の白ワイン。それはラインガウの粘板岩地質と、ライン川の照り返しを浴びる斜面の畑によって生み出されます。
辛口リースリングとしては、アルザスやヴァッハウにも素晴らしい高級品がたくさんあります。しかしその多くはアルコールが14%に迫るどっしりとしたもの。ブロイヤーは辛口リースリングを12%前後に抑えており、軽やかさが魅力です。辛口リースリングほぼ専門の生産者としては、ドイツでトップクラスの評価を受けます。
このベルク・シュロスベルクは日本語に訳すなら「山・城山」。最大傾斜60%というとてつもない急斜面の畑なので、緯度の高いドイツにて効率的に日照を浴びることができます。
ブロイヤーのフラッグシップワインにして、毎年エチケットが変わるアートラベルです。
《2013年ヴィンテージについて》
2013年は涼しくて線の細いヴィンテージ。数十年単位の熟成が可能なこのワインにおいては、リリース仕立ては硬かった年です。9年の熟成で、酸が少しまろやかになり、ボディ感を感じるようになっているはずです。蔵出しのバックヴィンテージが手に入るのは、世界中で日本だけ!お見逃しなく!
Georg Breuer Berg Schlossberg Riesling