収穫時に行われる選果において、最高の果実のみを選りすぐってつくられるのがこのプルミエ・トリ。過熟もしくは貴腐化したブドウが入っているため、複雑で高貴な風味を備えた甘口となります。
《ドメーヌについて》
ドメーヌ・ユエの設立は1928年。ヴィクトール・ユエとその息子ガストンによって30haのシュナン・ブランの畑が拓かれました。
現在の醸造長ジャン・ポール・ベルトメ氏は、この地にてワインをつくって35年以上。シュナン・ブランを知り尽くしていると言えます。
【パーカーポイント96点!】
[ワインアドヴォケイト 2019年6月の試飲]
このワインは繊細でピュア、生命力に溢れた驚くほど複雑な香りで、最初はホワイトアスパラガスやマッシュルームのアロマがあるが、さらに空気に触れさせると新鮮なトースト、オーク、ヒンヤリとした香りが支配するようになる。味わいは甘く豊潤でありながら真面目で、生き生きとした新鮮さと非常にエレガントさがあり、繊細で余韻の長いタンニンと新鮮なオークの美しいタッチがある。まだ甘いが繊細で生命力があり、非常に魅力的なジューシーさがあり、骨格があるがシリアスで、オーク樽から抽出されたしっかりとしたタンニンとともにある。より濃いトーンの、ピノのようなプルミエ・トリは、おそらく美しくバランスのとれたフィネスを持つ通常のモワルーよりもさらに細かく、塩気が強く、すべての要素を統合するにはもっと時間が必要だ。
[Stephan Reinhardt氏による評価 飲み頃予想2026-2070年]
Vouvray Clos du bourg Moelleux Trie Domaine Huet