《生産者について》
カレラの創業者は、このワインの名前にもなっているジョシュ・ジェンセン氏。DRCのワインに感銘を受けてその門を叩きワインづくりを学びました。故郷に戻った後「ロマネ・コンティのようなワインをつくれる土地」を探し歩き、当時はワイン産地でなかったマウント・ハーランを開拓しました。カリフォルニア産ピノ・ノワールの生産者として非常に早い段階から日本に紹介されており、知名度抜群のワイナリーです。現在はジョシュ・ジェンセン氏の引退に伴い、ダックホーングループの傘下に入りました。しかし、醸造チームなどもそのまま受け入れたため、その味わいはしっかりと継承されています。
《このワインについて》
創業者のジョシュ・ジェンセン氏の父親、スティーヴン・ジェンセン氏にちなんで名づけられた単一畑『ジェンセン』。カレラのワインの中で最も注目を浴びるフラッグシップです。ロマネ・コンティから持ち帰ったというブドウの樹を試験的に植えたとまことしやかに噂される、カレラの原点とも言える畑です。
他の畑に先駆けて植えたということもあり、樹齢40年以上の古樹からもたらされる風味は格別です。
[ワインアドヴォケイト誌226号 2016年8月のレビュー]
ミディアムからフルボディのシームレスでシルキーなスタイルで、グラスの中で時間が経つにつれ、よりリッチな味わいになっていく。ジョシュの全てのワインがそうであるように、このワインも完璧なまでにバランスが取れており、果実の純粋さ、熟したタンニンのストラクチャー、素晴らしい余韻を備えている。このワインは今でも素晴らしい喜びを与えてくれるが、短期間の熟成でさらに良くなり、15年は持つだろう。
[Jeb Dunnuckによる試飲]
Calera Mount Harlan Jensen Pinot Noir