2020年の2月、南アフリカのワイナリーをめぐるツアーに参加した際に、スワートランドで初めてお会いした佐藤圭史さん。日々の農作業で荒れた彼の手を見て、「彼がつくるワインが飲みたいな」そう感じたものです。今回、ようやくご紹介することができます。
《生産者について》
南アフリカ、スワートランドの著名生産者であるバーデンホースト。そこで働きながら自らのワインをつくるのが、佐藤圭史さんです。
もともとはオレゴンワインからこの世界に没頭し、サラリーマンをした後、ワインバーを開業。その後南アフリカワインに衝撃を受けて、ワインをつくる側に回ります。バーデンホーストのアディと親交を深め、彼のワイナリーを手伝いながら、2017年に自らのワインをつくり始めました。
ワインの名前「Cage」は、留学時代の圭史さんの相性であるとともに、「C=Cape」「A=Adi」「G=Greeting」「E=Earth」という意味も込められています。南アフリカで出会った人々と大地への感謝の名前なのです。
《このワインについて》
このラベルは佐藤氏が南アフリカに旅立つ際、当時4歳だった愛娘が描いたもの。白ワインをイメージしたといいます。
バーデンホースト所有のクライン・オランジェリー畑のブドウを使用。
桃や柑橘などの上品な熟したフルーツの香り。マロラクティック発酵をしているからか、酸味は高いものの丸みを帯びており、透明感がありまとまりのいいワインです。
Cage Chenin Blanc