《生産者について》
ジャン・クロード・ベッサン氏が妻の実家の畑を引き継いでワインをつくり始めたのが1989年。現在ブドウ畑は12haを所有し、村名格から特級まで7種類のワインをつくっています。2020年から妻の姓をあわせた「ベッサン・トランブレイ」にドメーヌ名を変更しています。
ステンレスタンク発酵・樽発酵や新樽比率などを、ブドウに応じて柔軟に使い分け、自身の目指すスタイルのワインをつくりあげます。そのスタイルを彼は「フィネス、フローラルさ、ミネラル感」と定義しており、どのキュベにおいてもその哲学が貫かれています。
《このワインについて》
ドメーヌもののシャブリの中では非常にお求めやすい価格なのがうれしいスタンダードキュヴェ。
ブドウは収穫したのち全貌圧搾。温度調整のできるホーロータンクで、天然酵母で発酵を行います。マロラクティック発酵は全て行います。
《テイスティングノート》
2019年は夏の暑さと収穫期の涼しさという相反する特徴があった年。ボリューム感がありつつ引き締まった酸味を持つ、密度の高い味わいです。樽熟成なしゆえのフレッシュでフローラルな香り。この価格とは思えないほど味わいのコクがあります。前の年からの値上がりはわずかなものの、生産量は1/3に減っているそうで、このヴィンテージもそういつまでもはありません。
Chablis Jean Claude et Romain Bessin