《生産者について》
ニュージーランドで活躍する日本人生産者、木村滋久さんの『キムラセラーズ』。その実直な人柄と、飲めば笑顔になるようなワインで、着実にファンを増やしています。
サクラの花びらが渦を巻くように描かれたエチケットは、ニュージーランドの象徴であるシダの新芽をかたどったもの。それは「新しい始まり」「成長」「調和」を表しています。ニュージーランドに日本人がつくるワインが調和し、さらに成長していけるようにという想いを込めています。
「地球にやさしいのが好き」という木村さんはオーガニック栽培を実践しています。ソーヴィニヨン・ブランの自社畑はニュージーランドの厳しい環境認証である「bio gro」を取得。その他の購入ブドウからつくるワインについても、認証マークがついていなくともオーガニック栽培のものです。
《このワインについて》
マールボロ内の生産地域「アワテレ・ヴァレー」にある標高220mの畑からつくります。このエリアでは冷涼な気候であり、涼しい環境を好むリースリングに適しています。
《テイスティングノート》
爽やかなレモンとリンゴ、白い花のような、リースリングらしいアロマ。ドイツのものと比べて濡れた石のような硬質なアロマは控えめです。木村さんのワインらしい、複雑ながら小難しさのない香りで、明るい雰囲気を持ちます。
口に含んだ時もその爽やかさは健在で、適度な凝縮感とキレのいい酸味は食事を引き立ててくれそう。5-10年くらいの熟成は期待できそうですが、今でも美味しいのできっと我慢できないでしょう。
Kimura Cellars Marlborough Riesling