《生産者について》
ハンガリー西部、オーストリアにもほど近いショプロンという産地は、ハンガリーの中でも最古の銘醸地。そこに家族経営の生産者タシュナーが本拠地を置いています。その創業は1804年と長い歴史。2004年にワイナリーをリノベーションして、最新技術を取り入れた世界レベルのワインを作っています。石灰の多い粘土質土壌にて、減農薬農法を実施しています。
《このワインについて》
イルサイ・オリヴェール(又はイルシャイ・オリヴェール)という白ブドウ品種は、タシュナーが最も力を入れている地ブドウ。マスカットやゲヴェルツトラミネールのようなアロマティックな香りが広がる、スッキリとした味わいの品種。色調は淡いレモンイエロー。白い花や洋ナシの華やかな香りに爽やかな酸。非常にフレッシュで軽やかな味わいです。
ただしこの品種のワインは他に知りません。楽天で検索したかぎりでは、日本にこの銘柄のみ。品種の特徴なのかこのワインの特徴なのか、日本では誰も知らないと言っていいでしょう。
晴れた日の昼下がりにアペリティフとして飲むのに最適な味わいで、カレーなどのスパイシーな料理とも面白いマリアージュを体験させてくれるでしょう。
Taschner Irsai Oliver