《テイスティングノート》
レモングラスのような爽やかなフルーツのアロマに、メロンやハチミツのような熟したニュアンスも感じます。口に含めばクリアでフレッシュな果実感が広がり軽やかでスムース。チョークを思わせるようなミネラル感とキュっと締まる酸味で上品に消えていきます。
カリフォルニア、特にノースコーストのソーヴィニヨン・ブランは、アルコール14%に達するものも珍しくありません。熟したフルーツの風味を持ち、ステンレスタンク醸造だったとしてもリッチで飲みごたえがあります。それらを「カリフォルニアらしい」とするとしたら、このアルタ・マリアは良い意味でカリフォルニアらしくない。サンタ・バーバラの涼しい気候に加え豊かな日照を活かした、青さは控えめながら繊細な味わいです。よりフードフレンドリーな点で優れているでしょう。
《生産者について》
アルタ・マリア・ヴィンヤードは、オーナーのジェームズ・オンティヴェロスの祖先が、開拓者としてこの地にやってきた日が聖マリアの日であったことから名付けられました。オー・ボン・クリマやシネ・クア・ノンにブドウを提供する銘醸畑、ビエン・ナシード・ヴィンヤードに隣接しています。
大学の友人で会ったポール・ウィルキンズをワインメーカーに迎え、ワイナリーを開設したのが2004年。サンタ・マリア・ヴァレーの素晴らしいテロワールを表現することを目指したワインづくりをしています。
Alta Maria Sauvignon Blanc