《生産者について》
ワンス&フューチャーを手掛けるのはジョエル・ピーターソン。ベッド・ロックのモーガン・ピーターソンの父です。
彼は1976年にレーヴェンスウッドを設立。300ケースのジンファンデルから始めて、会社を順調に成長させ、コンステレーション傘下として買収されたときには年産44万ケース。そこからさらに年産100万ケースまで成長させてカリフォルニアワイン界の重鎮となり退職しました。
きっと仕事をしなくたって生きていけるでしょう。そんな彼が改めて2016年にスタートしたのが、この「ワンス&フューチャー」です。ジンファンデルを中心にメジャーではない品種のワインを、各地の素晴らしい畑から少量生産。年産数百ケース程度のものがほとんど。これこそ彼が本当にやりたかったこと・つくりたかったワインなのでしょう。
《このワインについて》
「マタロ」とはフランスやスペインで広く栽培されているムールヴェードルと同じ品種。希少なこの品種の古木が植わるオークレイ・ロード・ヴィンヤードは、サン・フランシスコから東へ、内陸へと入ったコントラ・コスタ・カウンティの中でも東側にあります。自根のブドウの中には樹齢100年を超えるものもあるのだとか。
砂地の畑は昼夜の寒暖差が大きく、果皮が厚くて熟しにくいマタロをしっかりと完熟させつつ、適度な酸味を保ちます。
Mataro Oakley Road Vineyard Contra Costa County Once & Future