ジョセフ・フェルプス
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米国最上の生産者から世界NO.1ワイナリーへ
カリフォルニアで最も成功し、現在も最高峰の地位に君臨するワイナリー、ジョセフ・フェルプス。
1973年、元々建築技師だったジョセフ・フェルプス氏は、ナパ・ヴァレー最北部セント・ヘレナのスプリング・ヴァレーに240haの牧場を購入。
ワインメーカーのウォルター・シュグ氏と共に、64haのブドウ畑を開拓しワイン造りを開始しました。
ワイナリーの名を一躍世に知らしめたのが、カリフォルニア初となるボルドーブレンドのワイン「インシグニア」。
そのワインは、当時カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロなど単一品種のワインしか存在しなかったカリフォルニアにおいて、数種類のブドウを独自にブレンドしたプロプライエタリーレッドという新たなジャンルを切り開きました。
初リリースの1974年ヴィンテージから、いきなりのパーカーポイント94点という高得点を獲得。
(2013年にロバート・パーカー氏が再試飲した際に99点に更新)その後も1990年~現在まで実に27ヴィンテージ連続でパーカーポイント90点以上を獲得、そのうち3度100点を記録しています。
また、2002年ヴィンテージのインシグニアが2005年度のワイン・スペクテーター年間TOP100にて第1位を獲得したことにより、アメリカ最上の生産者から名実ともに世界NO.1の生産者となりました。
100%自社畑のブドウ栽培にこだわるワイン造り
「テロワールこそジョセフ・フェルプスのワインの全てである」とジョセフ氏が語っていたように、ジョセフ・フェルプスではワイン造りにおいてテロワールを最重要視しています。
設立当時、カリフォルニアの多くのワイナリーでは、ブドウの成育に重要なのは天候であると考えられていましたが、農業に携わる家系で生まれ育ったジョセフ氏は、雨量や日照量だけでなく土壌や水はけ、風通しを左右する地形による包括的な条件、つまりテロワールが大切だという考えを抱いていました。
そのこだわりを持ち理想の畑を探し求めた結果、現在ではスプリング・ヴァレーを筆頭にナパ・ヴァレーに8つ、ソノマ・コーストに2つの自社畑を所有。
地価の高騰が著しいナパ・ヴァレーでは契約農家からブドウを買い付けることが一般的ですが、自らが徹底した管理を行うことで安定した高い品質のブドウを生み出すことに成功しています。1999年からは個々のテロワールの要素をよりブドウに反映するため、徐々にビオディナミを導入。
2006年以降、承認こそ得ていないものの、羊を畑に放つことにより土壌の活性化に取り組む他、天体の動きに合わせ農作業を行うなど厳格なビオディナミの工程を取り入れブドウ栽培を行っています。
インシグニア
カリフォルニア初となるボルドーブレンドのワイン
当時カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロなど単一品種のワインしか存在しなかった
カリフォルニアにおいて、数種類のブドウを独自にブレンドした
プロプライエタリーレッドという新たなジャンルを切り開きました。
初リリースの1974年ヴィンテージから、いきなりのパーカーポイント94点という高得点を獲得。
(2013年にパーカー氏が再試飲した際に99点に更新。)
その後も1990年~現在まで実に25ヴィンテージ連続でパーカーポイント90点以上を獲得、
そのうち4度100点を記録しています。また、2002年ヴィンテージのインシグニアが
2005年度のワインスペクテーター年間TOP100にて第1位を獲得したことにより、
アメリカ最上の生産者から名実ともに世界NO.1の生産者となったのです。
イニスフリー・カベルネ・ソーヴィニヨン
収穫量が多く、ブドウの出来がよい年に限って、
トップキュヴェ「インシグニア」と同じ畑のブドウから造られるサード・ワイン的存在。
生産量が少ないため、もともとはプライベート・ラベルでしたが、
熱い要望に応えカナダ、韓国、日本限定でリリースすることになった稀少品です
収穫したブドウをステンレスタンクで発酵後、2年~4年のフレンチオークと
アメリカンオークのバリック、大樽を使い分け16か月間熟成。
造られるワインは、深い香りと長く凝縮感のあるフィニッシュが特徴。
強いタンニンと鮮やかでバランスの取れた酸は、時間と共に
変化していくので、ゆっくりと時間をかけて飲んで頂きたいワインです。
イニスフリーもトップキュヴェ同様に素晴らしい出来。
ブラックベリーやカシスなどの黒系果実のアロマに、
アニスやスパイス、木炭、杉、スモーキーなニュアンスといった様々な要素が
重なった香りがグラスから立ち上ります。
口に含むと、アルコール感や果実味、見事に溶け込んでいるタンニンなど、
全ての要素が高いレベルで調和しているバランスに優れた味わい。
ダークスパイスの風味を漂わせながら、凝縮感のある余韻が口の中で長く続きます。
店主のコメント
ジョセフ・フェルプスは昔に畑を買っています。
そのため、畑のコストが抑えられ、
その分ワインのコストパフォーマンスが良くなっていると思います。
私見ですが、ナパの5000円以下のワインでは、一番コスパがいいかと思います。
オーパスワン比較すると、インシグニアは生産量が少なく、樽熟成期間が長いことと、オーパスワンはアメリカで造られるフレンチワイン、インシグニアはナパの味わいを表現しているワインというイメージです。
また、パーカーポイントは、オーパスワンが最高97+点
インシグニアはパーカーポイント100点を四回獲っています。
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