《生産者について》
フランス語で「小さな谷の小さな畑」を意味するクロ・デュ・ヴァルは1972年、今や伝説的なナパのスタッグスリープ地区に設立されました。
クロ・デュ・ヴァルのカベルネ・ソーヴィニョンはアメリカ、ナパヴァレーのワインとして初めて、1976年にパリで開かれた権威あるワイン品評会でその品質を認められたことで有名です。
それ以来、ナパヴァレーを代表するワイナリーとしての地位を保ち続けています。
特徴としては、ボルドー的なエレガンスのあるワインづくりを一貫していること。それはロバート・パーカー全盛期にビッグなワインがもてはやされた時期も変わりませんでした。
《このワインについて》
クロ・デュ・ヴァルのスタンダードクラスのジンファンデル。以前はナパ・ヴァレーのブドウのみでつくられていましたが、近年はそれ以外の地区からもブドウを調達しており、より広域である「ノースコースト」表記となっています。
他の生産者のジンファンデルに比べて酸味が高く、甘ったるさとは無縁なことが特徴です。
《テイスティングノート》
黒コショウやラズベリージャム、オリーブのような香り。しっかりと存在感のある果実味は舌の上でスムースに流れ、辛味のあるスパイスを思わせる余韻につづきます。
Clos du Val North Coast Zinfandel