本国のアメリカでも入手困難。プレミアム・ピノ・ノワールの新星として注目をあびる「リース」は、その少量生産ゆえに顧客へのメーリングリストでほぼ完売してしまいます。
オーナーのケヴィン・ハーヴェイ氏が理想としたものは、
●全ての管理が自分で出来る自社畑であること。
●密植で樹に多くのストレスを与える。
●ビオディナミ農法、ドライ・ファーミング。
●涼しい風が吹く南東向き斜面、表土は薄く粘土が混ざり、その下の土や母岩は海洋性堆積・隆起土壌、標高は300m以上の高地が好ましい。
というほどのこだわりよう。非常にシリアスで厳しいまでに高品質の葡萄を求めている。サンフランシスコの南・サンタ・クルーズ・マウンテン地区に6つの自社畑とリース・チームで栽培管理をする1つの契約畑を持つ。またソノマの北・メンドシーノ郡のアンダーソン・ヴァレーの最北、河口近くもっとも冷たい海の影響を受ける地区にも自社畑を所有。
[ワインアドヴォケイト 221号 2015年10月]
この急峻な南向きの区画は常にミネラルスタイルのワインを生み出していて、2013年のピノ・ノワール ホースシュー・ヴィンヤードは期待に十分応えてくれる。カシス、バラの花びら、森の下草、砕かれた岩が現れ、セクシーでありながら、驚くほどタイトなストラクチャーがある。2013年は2~3年の熟成が必要で、15年以上の長期熟成が期待できます。
[Jeb Dunnuck氏による試飲]
RHYS Pinot Noir Horseshoe Vineyard