ワインの楽しみ方ガイド

“ローリスク・ハイリターン”なワイングラス「シュフ&ソムリエ」

2021年10月20日

 
ワインをより美味しく、楽しく飲む工夫の一つは、少しグラスにこだわることです。
ワインの香りや風味の感じ方は、予想よりもずっと大きくグラスによって変わります。比べて飲めば、きっと驚かれることでしょう。
グラスの値段もピンキリ。“自分にとって”ピッタリのグラスを見つけるのは、なかなか難しいですよね。
だからこそ当店が今ご提案するのが、“ローリスク・ハイリターン”なワイングラス、「シェフ&ソムリエ」です。
 
 

グラスの基本 4タイプ

 
もしあなたがワインの種類で好き嫌いがなく、赤・白・ロゼ・スパークリングどれもそれなりに飲むのならば、まず基本の4タイプをそろえることをお勧めします。
その4タイプとは次のとおり
・白ワイングラス
・ボルドーグラス
・ブルゴーニュグラス
・フルートグラス
 
 

ワイングラス選びの難しさ

 
ワインの種類ほどではないにせよ、ワイングラスもずいぶんな種類と価格の幅があります。
100円均一に売っているグラスから、1脚数万円のものまで。
 
高い方が良いものなんだろうけど、もうあと1000円足しても違いを大して感じなかったら悔しいし・・・
あんまり高いの買うと、割るのが怖くて使わなくなりそう
よくうちに飲みに来るA君には、良いグラスは絶対使わせない!
 
グラスの種類もいろいろ、考えるポイントもいろいろでなかなか決めきれないのが正直なところではないでしょうか。
 
 

ワイングラス選びのポイント

 
そこでワイングラス選びの際に考えるポイントをまとめてみました。
 
〇ワインの複雑で繊細な香りをより感じ取るべく、グラスにはいろいろな形状があり、注ぐ量に対して容量が大きい
〇形状の違いによって適するワインのタイプがある
〇容量の大きい方が高級ワインに向いているが、大きければいいというものではない
〇良いグラスは、触覚が他の感覚を邪魔しないように、とても薄い
〇薄いグラスは基本的に割れやすい
〇「まずは手ごろなグラスから」と考えても、1脚1000円以上は出すべき
 
 

多くの人に“ちょうどいい”グラス

 
ありきたりなデザインではなく、ちょっとおしゃれで、それでいて機能性にも優れた形状
価格の割には飲み口が薄く、なのに丈夫で割れにくい
プロが選ぶ品質でありながら、1脚1000円台で手が出しやすい。
 
そんな多くの人に“ちょうどいい”グラスがあります。
レストランで多く採用されるグラス、「シェフ&ソムリエ」です。
 
 

シェフ&ソムリエとは

 
2011年から2014年の間、世界各国で開催されるソムリエコンクールにて公式競技用グラス。
「シェフ&ソムリエ」というブランドネームのとおり、多くのプロに愛用されるこのグラスが、“ちょうどいい”“ローリスク・ハイリターン”な理由をご紹介します。
 
 

ハイリターンな理由その1.見た目の良さ

 
ワイングラスのデザインは、味わいそのもの以上の美味しさを“演出する”という意味では非常に重要だと私たちは考えています(もちろんグラスとしての性能を担保したうえでの話ですが)。
シェフ&ソムリエのグラスは、「デザインと実用性の融合」をテーマにしているだけあって、このポイントがしっかり押さえられています。曲線のふくらみと反り返りを上部と下部で組み合わせ、他にはないメリハリのあるデザイン。“奇抜”ではない、“個性的”なフォルムは、持っている人に「センスの良さ」を感じさせます。
 
 
また、シェフ&ソムリエのグラスは透明度が非常に高く、その度合いは驚異の98.8%。色味も限りなく0に近く、ワインの色そのものが楽しめます。輝きは普通の洗浄工程で落ちることはなく、フランスの国立検査機関の検証によれば、業務用の食器洗浄機に2000回かけても、その輝きと透明度に変化はないそうです。
 
グラス自体のデザインと、注がれたワインのキレイに映えた色味が相まって、SNSにあげるような写真もとても魅力的に写ります。
 
 

ハイリターンな理由その2.味わいへの影響

 
ワインの魅力を見た目から引き出すグラスですが、本来の機能である味わいに関してもしっかりとワインそのものの魅力を伝えます。
曲線のふくらみと反り返りはデザインであると同時に、ワインのアロマを開かせ、そしてそのアロマをグラス内に閉じ込め、そのすべてを飲み手に伝えきる機能を備えています。グラス口部はそこそこ薄く、唇に合った曲線を描く形状をしており、飲む際にほとんど邪魔な感覚がありません。
ワインの味をしっかり楽しみたい方が満足して頂けるクオリティがあります。
 
 

ローリスクな理由その1.とても丈夫

 
良いグラスはワインを味わう邪魔をしない代わりに、とても割れやすいものです。
一方でシェフ&ソムリエは見た目の高級感を保ちながら、非常に頑丈です。これはグラスに使われる新しい素材「Krysta(クリスタ)」によるものです。先ほどの食器洗浄機の検証はそのまま、洗浄機の使用が全く問題ないほど丈夫であることを意味します。このグラスであれば少しの衝撃で割れないかビクビクする必要はなくなります。
 
 
グラスとグラスを打ち鳴らしても全く問題ありません。素材としても非常に心地よい音が響くので、乾杯の際は気軽に鳴らしてみると気分も盛り上がってきますね。
 
 

ローリスクな理由その2.手ごろな価格

 
高級グラスメーカーに勝るとも劣らない性能をしているシェフ&ソムリエですが、かなり手頃な価格でお求めいただけるのも魅力の一つです。
グラスの目安として「1脚1000円以上は出すべき」と述べましたが、当店ではこのシェフ&ソムリエをその目安に近い価格でご提供しています。ワインのパフォーマンスを“最大限”発揮させるグラスとしては、限りなく“最小限”のコストであると言えます。
 
実際に葡萄畑ココスで扱っているシェフ&ソムリエのグラスはどんなものなのかご紹介します。
 
 

全部欲しくなる!?ワイングラスと使い分け

 
日本に輸入されているシェフ&ソムリエのグラスの中から、当店では用途別に4つに絞ってご紹介しております。
 
 

スパークリングワイン用グラス

 
「エフェヴァセント(effervescent)=発泡性の」という名前の通り、スパークリングワインを飲む際にオススメのフルートグラス。
 
細く丸いボウル底から直線的な筒形を成す一般的なフルートグラスとは大きく異なり、底に面がなく、足から花のようにボウルが広がって、途中で内側に折れ込む形状をしています。さらに泡立ちが中心から規則的に立ち上るようにする技術を適用しており、視覚的にも大満足なグラスです。
 
 
また、一般的な筒形のフルートグラスでは香りを取りにくい一方で、このエフェヴァセントであればボウルの曲線にワインが当たって開いた香りがしっかりと閉じ込められ、味わいに関しても十二分に楽しめる機能を備えています。
まさに画期的なスパークリング用のワイングラスです。
 
 

ブルゴーニュグラス

 
「リヴィール(reveal)=明らかな」、「インテンス(intense)=強い、激しい」という単語が名前に並んでいます。ワインを味わう感覚に対して強烈に訴えかけるためのグラスで、ブルゴーニュなどで造られる繊細で華やかな香りのピノ・ノワール主体のワインに向いています。
 
 
香りを蓄えるためのボウル部分が大きめに取られており、開口部に向かってやや急勾配で狭くしていくことで、豊かな香りを余すことなくスムーズに感じ取ることができるためです。
また、リヴィールアップのシリーズは開口部にもこだわりがあります。開口部を外側に少しだけ反らすことで、唇が違和感なく開口部に触れます。開口部そのものも非常に薄く作られていることから、実に自然で心地よい飲み口になります。
ブルゴーニュのピノ・ノワールに限らず、特に香りに注目したい時には望み通りのパフォーマンスをしてくれるグラスです。
 
 

ボルドーグラス+α

 
インテンスワインと同じリヴィールアップシリーズで、似たような形をしていますが、より細身でスマートな形状をしています。
 
この形だとワインがストレートに舌の奥まで届き、必要以上にタンニンが感じられるのを避けることができます。
比較的若いボルドーワインのような、渋味が比較的強めのワインに向いていますが、インテンスワインほどではないにせよ香りもしっかり取れるようにボウルが設計されているので、赤ワインに使うグラスとしてはインテンスワイン以上に万能で出番が多いグラスです。
 
 

白ワイン+ユニバーサルグラス

 
ソフトワイン50よりも少し小さめに作られたグラス。ワインをしっかり楽しめるようにする機能はそのままに、大きさやお求めやすさの面でより手軽に使えるのが良いところです。
 
大きなボウルで香りをためるほどではないデイリー赤ワインや日常使いのスパークリングワインなどを含め、全てこのグラスでも大丈夫です。
「白ワインに適しているグラスはないの?」と思う方もいるかもしれませんが、むしろこのグラスに合わないワインが赤白問わずほとんどなく、赤ワインとスパークリングワインでそれ以上のパフォーマンスを引き出したい際に上記3つを使い分けるという考え方です。
予算やご自身のワインライフに照らして迷われている方に、とりあえずオススメできるグラスです。
 
 

シェフ&ソムリエが6脚セットな理由

 
このグラス欲しいんだけど、1脚だけでいいんだよな~。6脚も要らない
そういう需要があるのは承知しておりますが、今のところお応えすることができないことは申し訳なく思っております。
 
ネックとなるのは発送時の段ボール箱です。
ワインと異なり、ワイングラスはその形状がバラバラです。
それぞれのグラスに対応し、安全にお客様の元に届けることのできる段ボール箱+緩衝材を用意すると、その価格が1脚あたりに乗ってきます。
せっかくのコスパの良いグラスが高くなってしまうのです。
 
 
販売は6脚セットのみですが、その分1脚あたりの単価は安くご提供しております。
ご自身だけでなく、成人した息子・娘と一緒にワインを飲むという方。友人を家に招くことの多い方など、複数人で飲む機会の多い方には最適なセットと言えるでしょう。
 
 

みんなで使いたいワイングラス

 
ワインは誰かと一緒に飲むことで、より一層楽しいものとして感じることができます。
もちろん、一人で素晴らしいワインをゆっくり味わう時間もまた格別ですが、その際はそれこそ高級グラスに勝るものはないでしょう。
 
 
シェフ&ソムリエの魅力は「味わいを引き出し高級感ある見た目なのに、安くて丈夫」という、「ローリスクハイリターン」なこと。
カジュアルな場でもフォーマルな場でも、複数人で飲む時に圧倒的に使いやすいことが何よりの強みです。
 
ぜひ皆様も誰かを誘って、シェフ&ソムリエのグラスで気軽に、でも本格的に、ワインを楽しんではいかがでしょうか。





※投稿に記載しているワインのヴィンテージ・価格は執筆時のものです。現在販売しているものと異なる場合があります。
購入の際は必ず商品ページにてご確認ください。




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