《生産者について》
シャトー・デレスラの現在のオーナーはドラン家。シャンパーニュでもともとパイパー・エドシックを所有していました。
共産党時代に品質が低下していたものの、畑のポテンシャルは高いことを見抜いて、2005年にこのワイナリーを取得。最新設備を導入しワインセラーを建造して品質向上につとめました。
ワイナリーの歴史そのものは非常に古く、15世紀初頭には文献にその名前が見つかるといいます。
《このワインについて》
ハンガリーワインとして有名なのは、「世界三大貴腐ワイン」にも数えられる『トカイ』。それをつくる「フルミント」というブドウを辛口ワインに仕上げたのがこちらです。
ステンレスタンク発酵・熟成のスッキリとした味わい。そういったワインは非常に多いですが、その中でいい意味であか抜けない美味しさがあります。
香りが派手なわけではありませんが爽やかな柑橘やリンゴの香りがあります。
リースリングほど洗練された酸味があるわけではありませんが、クリーンでほどよいスッキリ感。
樽リッチなシャルドネのように飲みごたえはありませんが、薄いわけではなく晩酌ワインとして十分。
そんな素朴な美味しさがあるからこそ、年間45万本も製造され消費されているのでしょう。ひとたび口にすれば、ふとしたきっかけでリピートしたくなるはずです。
Tokaji Furmint Dry White Chateau Dereszla