《このワインについて》
ワインのインポーターの試飲商談会、バイヤーも兼ねている営業さんの言葉は、やはり力があります。
こちらは正直、営業さんの「絶対売れます!!」という勢いに押し切られて仕入れたワイン。
この生産者のワインは、モンテプルチアーノ・ダブルッツォだけでも既に3アイテム輸入されていました。「4つ目になってでも仕入れたい」と、このワインは感じさせたわけです。ラズベリーやスミレ、スパイスのような香り。口に含めばふっくらとした果実味が広がり、滑らかなタンニンとほのかに香ばしい余韻を持ちます。無理に濃くしようとしていないスムースさに好感が持てます。
「飲んだら気に入ってリピートしてもらえるかもだけど、最初手に取ってもらうまでが難しいワインだよなぁ」と弱気になりつつも、営業さんの熱意に負けた次第です。
《生産者について》
カンティーナ・トッロはブドウ栽培者1000人以上が集まってつくる協同組合。畑の総面積は3500haにも上ります。
基本的に協同組合のワインは、価格は手頃である代わりに品質はもう一つ、という場合が多いです。しかしトッロは、イタリアのワイン見本市「Vinitaly」にて、協同組合としては初めて「PremioGranVinitaly(最優秀ワイナリー賞)」を受賞したので、クオリティーも保証されています。
Pietrame Montepulciano d'Abruzzo Edizione Limitata Cantina Tollo