《某格付け番組に登場!》
季節ごとの特別番組として人気の、芸能人が様々な分野の目利きに挑む某「芸能人格〇けチェック」。
「赤ワインと白ワインを判別できるか」というお題で出題されたのがこちら。(ヴィンテージは別)というのもこのワイン、一応広い意味の白ワイン分類ながら、渋味を感じる「オレンジワイン」だからです。「渋味があるのは赤ワイン」と思っていては間違えちゃうのです。
「オレンジワイン」というのはジョージアで伝統的に行われてきた製法で、白ブドウを赤ワインのように仕込みます。通常は絞って果皮と分けた果汁のみで発酵させるのを、果皮や種と一緒に「クヴェヴリ」という甕(かめ)で発酵・熟成させるのです。果皮からタンニンが抽出され、赤ワインのような渋味を持った力強い白ワインが生まれます。
《テイスティングノート》
完熟リンゴやドライマンゴーの濃厚なアロマが広がり、乾燥した杏子やアカシアの蜜、紅茶のフレーバーが調和します。ソフトで丸みのある口当たりが特徴で、余韻にはオレンジワインらしい渋味がしっかりと残ります。
《生産者について》
2004年に設立されたジョージアの自然派ワイナリー、パパリ・ヴァレーは、コーカサス山脈の美しい景観に囲まれたアハシェニ・ヴァレーに位置しています。所有する9.3haのブドウ畑では有機農法が採用され、息子によるラベルの絵も特徴的です。同ワイナリーはクリーンなアンバーワインの製造に力を入れ、古典的な醸造技術に革新的手法を取り入れています。
ワイン名に記載のある「No.12」などの数字はクヴェヴリの番号。仕込んだ甕ごとに風味が違うので、同じヴィンテージでも別々のワインとして出荷しているのです。
3 Qvevri Terraces Rkatsiteli No.12 Papari Valley