《ゲンメについて》
ピエモンテ州の北部に位置し、アルプス渓谷に近い産地「ゲンメ」は、古代ローマ時代からつづく歴史あるワイン産地。ネッビオーロからつくる赤ワインでDOCGに格付けされています。
しかし同じピエモンテ州にバローロ、バルバレスコという、同じネッビオーロでつくる世界的に有名なワインがあるため、決して人気のあるワインではありません。品質で劣るというわけではなく、「割安感がないならバローロでいいじゃん」というわけです。
しかしバローロとゲンメには味わいのバランスに違いがあります。より北にあるからというわけではないのでしょうが、ゲンメの方がより酸味が高くボディ感がスマート。バローロから力強さを無くして上品さだけを切り取ったのが、ゲンメのイメージなのです。
ブルゴーニュのピノ・ノワールが好きで、タンニンの強さは苦手にしない方ならぜひ試してみてください。力強い渋味の奥にあるスミレのような上品な風味と凛とした雰囲気は、高級ブルゴーニュワインに通じる風格を持っています。
《生産者について》
イオッパは1852年からゲンメでワインをつくる、歴史ある家族経営のワイナリー。ネッビオーロだけでなく土着品種である「ヴェスポリーナ」も大事にしており、ゲンメをつくる際にブレンドしています。
Ghemme Ioppa