《生産者について》
シャトー・カロン・セギュールはボルドーのサン・テステフ村3級格付けシャトー。ハートが描かれた可愛らしいラベルと、格付けシャトーの確かな品質により、高い知名度と信頼があります。このハートのエチケットは、かつてのオーナーであるセギュール侯爵が「われラトゥール、ラフィットをつくりしが、わが心カロンにあり」と述べたエピソードに因んだもの。3級シャトーの中での知名度では、シャトー・パルメと並んでトップクラスではないでしょうか。
《このワインについて》
このワインはカロン・セギュールがつくるサードワイン。「カロン・セギュール」「マルキ・ド・カロン」に使うのには品質が適さなかったブドウをつかってつくられます。ワインのポテンシャルとしては確かに劣りますが、その分若いうちから楽しみやすい味わいです。
かつては「サン・テステフ・ド・カロン」と呼ばれていたもので、2019年ヴィンテージからこの名称となりました。
フレッシュでみずみずしいベリーの香り。上品な酸味と適度な渋味はボルドーワインのお手本のようなもので、スケール感の小ささはあれど著名生産者の面影を感じさせます。
Le C de Calon Segur