《このワインについて》
毎年発表されるワインスペクテーター誌の「年間TOP100ワイン」。2024年度に第3位に選ばれたのがこのティニャネロ2020です。
発表と同時に輸入元の在庫は瞬く間に完売。当店はどうにか少量抑えることができましたが、追加の目途はたっていません。
《生産者について》
アンティノリがワインビジネスを始めたのは1385年。とんでもなく長い歴史を持つ生産者です。
単に伝統を守るだけではなく、ワインの品質に対してはむしろ革新的。当時「キャンティ」として許可されていなかった、サンジョヴェーゼにカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドする「ティニャネロ」をリリースしたのが1971年。まだ「スーパータスカン」という言葉が生まれていない時代です。その後カベルネ・ソーヴィニヨンにサンジョヴェーゼをブレンドする「ソライア」でも世界的に高い評価を獲得。スター生産者への階段を上っていきました。
【パーカーポイント95点】
[ワインアドヴォケイト誌 2023年7月のレビュー]
2020年のティニャネッロは、華やかなブーケを持ち、前面に出た親しみやすい個性を持っている。すぐにダークチェリー、ドライラズベリー、スパイス、トーストしたアーモンド、柑橘系のブラッドオレンジが感じられる。ブレンドは通常、サンジョヴェーゼが75%から80%、カベルネ・フランが7%。その中間の13%から18%がカベルネ・ソーヴィニヨン。このヴィンテージはとてもきれいで、長く待つ必要はないだろう。タンニンは甘くシルキー。「ティニャネッロは、チャレンジングな年でもクラシックな年でも、偉大な畑であることを証明しています」とマネージング・ディレクターのレンツォ・コタレッラは言う。年間生産量は30万-35万本。
[Monica Larnerによる試飲 飲み頃予想2025-2045年]
Tignanello Antinori