《ゲルバームスカテラーについて》
この品種は「ミュスカ・ブラン・ア・プティ・グラン」というマスカット系品種の別名で、フランスやイタリアで多く栽培されています。華やかで甘い香りと多くは軽い口当たり、それほど高くない酸味が特徴の品種で、「ほかの白ワインとは大きく違う!」と感じることでしょう。甘口に仕上げられることもありますが、このワインはしっかり辛口です。
アロマティック品種の一つでありながら、ゲヴュルツトラミネールとはまた違った方向性。たとえプラカップの試飲だったとしても際立つ個性を持つので、試飲販売をすれば「こんなのほかにない!」とポンポン売れていくといいます。それでいてリピート購入も少なくないんだとか。
この甘い香りとドライな味わいなら、ピリっとスパイスの効いた東-東南アジア風の炒め物などと好相性でしょう。
《生産者について》
ワイングート・シャーレスはラインヘッセン地方で1783年創業。現在8代目の家族経営の生産者です。25品種ものブドウを栽培し、ちょっと珍しいようなワインもいろいろつくっています。所有している畑は60haと比較的大きく、ワインが比較的リーズナブルなので、「見たことない品種、ちょっと新しいものにチャレンジしてみようかな」という気分のときにピッタリです。
Schales Gelber Muskateller Trocken