《生産者について》
ニュージーランドのワインの中心地、マールボロの奥地。アワテレヴァレーを見下ろす丘の上にエリカとキム・クロウフォード夫妻が開いたワイナリーが「ラブブロック」です。
2人が最も大切にしているのは、四季のリズムとその土地の個性を最大限に尊重すること。なのでオーガニック”ヴィンヤード”ではなく、鳥・牛・ヒツジなどや多様な植物と共生するオーガニック"ファーム”を営むことに取り組んでいます。
本拠地アワテレヴァレーの畑は、2012年にニュージーランドのオーガニック認証である「ビオグロ」を取得しました。
一方で少し離れたセントラル・オタゴのベンディゴにも、2008年に8haの土地を購入。ここではピノ・ノワールを栽培し得ています。
《セントラル・オタゴのピノ・ノワール》
セントラル・オタゴはニュージーランド南島の中でも南端に位置し、南半球のワイン産地として最も高緯度といっていい産地。
なので非常に冷涼ではあるのですが、日照量は多いのが特徴です。そのため、力強く熟した風味を持ちながら、豊かな酸味を持ったピノ・ノワールが特産です。
ただし価格は高め。手ごろなワインをつくっても生産量の多いマールボロに太刀打ちできないため、高級ワインに特化しており、5000円前後がエントリークラスの相場。
なので3000円強で楽しめるこのワインは、非常に値ごろ感があります。
《テイスティングノート》
ブラックベリーなどの黒い果実のアロマに、スミレやハーブ、オークのニュアンスが混ざります。キノコの風味も感じる複雑な味わいで、よくこなれたしなやかなタンニンを感じます。
Love Block Central Otago Pinot Noir