《生産者について》
ワイン生産者としてのボーグルのスタートは1968年。そこから急成長を遂げて、今では770haもの自社畑を持つ大規模生産者へと成長しました。
その人気の秘密は、どの品種を選んでも間違いないという信頼と、スケールメリットを活かしたコストパフォーマンス。その価値が認められ、ワイン・エンスージアスト誌にて2019年にはアメリカン・ワイナリー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
《このワインについて》
ボーグルのスタンダードクラスとなる品種名ワインの中で、ジンファンデルだけがボトル形状もエチケットデザインも違います。それほどこのワインに思い入れがあるということです。
デイリークラスのジンファンデルの中でみたこのワインの特徴は、まずは甘い風味が控えめなこと。ジューシーな果実系の甘さ、樽熟成の甘さともに控えめ。だからといって酸味豊かというほどではなく、力強くも落ち着いたイメージ。その分、ジュニパーベリーやナツメグのようなスパイスの風味を強く感じます。
エチケットに描かれるようにオールドヴァイン、ブドウの樹齢が非常に高いゆえでしょう。
競合商品が多々ある中で、一度飲んだ方には価格以上の価値を感じて頂けているようです。リピートが多く、この価格帯のワインとしては2021年度最も売り上げたジンファンデルです。
《テイスティングノート》
クランベリーやラズベリーなどの赤い果実のアロマに、ナツメグなどのベーキングスパイスの香りが混ざります。ビロードのようななめらかな口当たりで、飲み込んだ後に鼻を抜けていく香りの広がりが、2000円前後のワインの中では非常に優秀です。
Bogle Vineyards Old Vine Zinfandel