《生産者について》
トゥエンティ・ロウズは、農家のブライアン・ナス氏によって2003年に設立されました。彼の夢は、品種そのままの個性が感じられ、ブドウが育つ土地のテロワールを表現する、ナパ・ヴァレー最高級のワインを作ること。ナパ・ヴァレーに最初に植樹したブドウ畑へのオマージュと、毎日飲めるナパのワインを造りたいという思いがこめられています。
《このワインについて》
ブライアンが最初に植えた、マウント・ヴィーダーの斜面の畑の20列の畝(20 rows)を使って造られたのがこのワインです。
高騰の激しいナパ・ヴァレー産カベルネ・ソーヴィニヨン。続々と値上がりするアイテムがあるなか、3000円台半ばはほぼ最安クラスです。
それでありながらナパ・ヴァレーのカベルネに求められる要素はそつなく兼ね備えており、質の悪いブドウの雑味なども感じません。
《テイスティングノート》
ヴィンテージが若いにも関わらず、尖った印象は受けません。熟したベリーの香りとコーヒーにも似た香ばしい樽熟成の香りが漂います。口当たりはマットで渋味は強すぎず、万人受けしそうな味に仕上げています。上品さよりもまったり落ち着いた印象を受けるワインです。
やっぱりこの価格帯の「ナパ・カベ」って、レストランで使いやすいんです。そのブランドネームゆえに勝手に売れていくから。グラス2000円、ボトル9000円くらいでしょうか。高級なステーキハウスのワインリストに「ナパ・カベ」は必須。実はあの有名ステーキハウスで一番よく空いているのは、このワインかもしれませんよ?
Twenty Rows Cabernet Sauvignon Napa Valley