毎日飲むワインの価格は抑えたいけど、薄くてシャバシャバなワインはイヤ!
そんな方にぜひ知っておいていただきたいのがこのワイン「ラヤ」です。
手頃なのに濃厚な理由は2つ。1つはブドウ品種、もう1つは熟成方法です。
《ガルナッチャ・ティントレラ》
ガルナッチャ(フランス名:グルナッシュ)が突然変異したガルナッチャ・ティントレラは、熟すと果皮だけでなく果肉まで赤くなるブドウ品種。それだけ風味豊かで濃厚な果実味を持つワインが出来上がります。よく熟したレッドチェリーのような果実感を感じます。
《新樽100%熟成》
新しいオーク樽でワインを熟成させるということは、毎年新しい樽を買うということ。ワインにオーク樽の価格が乗っかってくることを意味します。およそ9万円のオーク樽1つで300本分のワインが入るので、1本あたり300円原価がアップします。だから1000円台のワインで新樽100%熟成は珍しいのですが、このラヤはその珍しい1本。ベリーの果実香に溶け込む甘いバニラの香り。豊富なタンニンの角がとれて滑らかになっているところに、新樽100%の効果を感じます。
《生産者について》
ボデガス・アタラヤはスペイン各地にワイナリーを持つ「ヒル・ファミリー・エステーツ」のグループに属します。グループ全体の生産規模は莫大なのですが、一つ一つのワイナリーは土着品種を大切にした丁寧なワインづくりを行っており、決して大量生産の工業的なワインではありません。巨大グループによるスケールメリットだけ享受しているようです。
「フアン・ヒル」「オノロ・ベラ」など、日本でも長く愛されるブランドをいくつも持っています。
Laya Bodegas Atalaya