《このワインについて》
「PSI」はスペインのリベラ・デル・ドゥエロ地域で誕生し、ピングスで有名なワインメーカーであるピーター・シセック氏によって手掛けられました。シセック氏は、自身の「スペインワインユートピア構想」の一環として、地元農家との協力を通じてプロジェクトを推進しています。
「PSI」の特徴は、最新技術を取り入れずに、伝統的な手法と丹精込めた作業によって、健全なブドウから引き出される本来の味わいを追求していることです。この取り組みは地元農家の技術向上や意識の高揚をもたらし、地域のブドウ生産に革新をもたらしています。
2020年のヴィンテージは特に注目されており、そのアロマティックで繊細な味わいはリベラ・デル・ドゥエロのエレガンスを象徴しています。評価も高く、「パーカーポイント93点」という最高クラスの評価を受けています。この「PSI」は、パワーとエレガンスを見事に融合させたワインとして、ピングスの系譜を継承しています。
《テイスティングノート》
紫がかった濃いルビー。抜栓直後から厚みある果実主体の香りが立ち上る。ラズベリー、レッド・チェリーなどの赤系果実とブルーベリー、カシスなどの黒系果実、さらにユーカリやミントのようなハーブ香が感じられる。温度が上がってくると黒胡椒やクローヴなどのスパイス香も。
タンニンは角が取れた柔らかな質感で、味わいはまろやか。シルキーで重さを感じないかのような上等な酒質は、本ヴィンテージのエレガンスの礎となっている。余韻は長く、豊かな果実味が口内に長く残る。今飲んで美味しく今後も楽しめるこのワインは、最高の満足感を与えてくれる「テンプラニーリョのお手本」的な一本です。
(輸入元資料より抜粋)
Psi