《生産者について》
ラウル・ペレスは「ビエルソ」というスペイン北西部の生産者。アルバリーニョで有名なガリシア地方にも近く、スペインといっても暑く乾燥した地域、というわけではありません。
1752年からという長い歴史を持つ栽培農家に生まれた彼は、実家であるボデガ・カストロ・ベントーサに参画。そののち2007年に自身のドメーヌを設立しました。特にメンシア、ゴデーリョといった土着品種で一大ムーブメントを起こした生産者として有名です。
「ブドウに与える影響を最小限に」といういわゆる「不介入主義」であり、馬をつかった畑の耕作、最小限の亜硫酸添加、熟成に古い樽を使うことなどが特徴です。
【パーカーポイント93点】
[ワインアドヴォケイト誌 2023年8月のレビュー]
2021年のウルトレイア・コバ・デ・ラ・ラポーザは、気温が低いことが功を奏しているようだ。アルコールは13.1%と控えめだが、アロマはかなり熟しており、ローストしたヒマワリの種を思わせるトースト香がある。南東向きの小さな区画のもので、500リットルのオーク樽1つ分のワインしかできない。豊富なタンニンとトースト香があり、フィニッシュで復活する。タンニンを和らげるには力強い料理が必要。600本生産。
[Luis Gutierrezによる試飲 飲み頃予想2023-2028年]
Ultreia Cova La Raposa Raul Perez