《テイスティングノート》
13℃くらいの冷やしめで飲めば、スミレや血液のようなやや閉じ気味のアロマ。シラーを強く感じます。15℃を超えて温度が上がってくると今度はグルナッシュ優勢で、赤や黒の熟したベリーのボリューム感がある果実味を感じるように。ダイナミックに風味が変化するのはこの価格帯のワインとしては面白く、1杯ではなく1本飲む価値があります。
温度に寄らずその味わいは一貫してエレガント。適度なタンニンの心地よさが、生産者の卓越した腕前を感じさせます。
《生産者について》
2007年設立とまだ若いワイナリーである「マリヌー」。しかしその受賞歴はすでに南アフリカトップクラスです。
2020年時点までの受賞歴でも・・・
◎プラッターズ(南アで最も有名なワインガイド)で述べ30回も、ワインの最高評価である5つ星評価を獲得
◎プラッターズ・ワイナリー・オブ・ザ・イヤー 5回受賞
◎ワイン・エンスージアスト誌 2016年インターナショナル・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー
◎ティム・アトキン 2017年南アフリカ・ワインメーカーズ・オブ・ザ・イヤー
スワートランドの地にて特に勢いのあるのがこのマリヌーです。
《リアルワインガイド掲載》
リアルワインガイド86号の企画「5千円台までの世界の美味しいピノ・ノワールまたはそういう味わいのワインを探せ!」に掲載。香りはもちろん全くピノ・ノワールではないのですが、ジューシーな口当たりの滑らかさとエレガンスがピノ・ノワールを思わせると紹介されました。
Mullineux Kloof Street Swartland Rouge