《テイスティングノート》
スミレやブラックベリー、白コショウのようなエレガントなシラーの香り。程よい凝縮感のある果実味でどっしり力強いニュアンスはなく、タンニンも控えめです。少し高めの酸味とともにキレイに消えていきます。
北ローヌのシラーとも、オーストラリア・バロッサのシラーズとも全く違います。ニュージーランドのホークス・ベイにありそうな冷涼産地シラーのような上品さ。特別な日でなく普段の食事にあわせれば、シラーの新たな魅力に気づくことでしょう。
《生産者について》
世界に輸出していくことも視野に入れたかのような、今風でシンプルなエチケットは若いワイナリーを想像させますが、設立は1952年。「五味果汁工業株式会社」としてスタートし、その後「五味葡萄酒株式会社」としてワイン造りをスタート。2019年に「駒園ヴィンヤード」に社名変更しました。
「自然に寄り添うワイン造り」を経営理念とし、4か所2haの自社畑と契約農家のブドウから、年間約35000本の日本ワインをつくります。
Komazono Vineyard Cru Nishino Syrah