《ソーヴィニヨン・ブランも比べて面白い!》
「マールボロのソーヴィニヨン・ブラン」というスタイルは確立されてきました。多くの消費者にとっては期待通りの味のワインが購入しやすく安心です。でも通な消費者にとっては、どれも判を押したような似た風味でつまらなく感じるかも?
クロ・アンリは違います。本家ロワールと同様、テロワールによる風味の違いをきっちりと表現しています。
このワインとワイマウンガ ソーヴィニヨン ブランとは、価格は同じ・醸造法もほぼ同じです。主に土壌だけが違います。それでもしっかり風味が異なります。私はこちらの「オティラ」の方が、舌の上に核となるような果実味の強さを感じました。
《このワインについて》
「オティラ」は、氷河時代に由来する稀なテロワールを表現するワインです。フランスの伝統に従い、ブドウの密植栽培で樹への栄養を抑制し、ブドウの実に集中させています。乾地農法とオーガニック農法を取り入れ、ブドウは地中深くまで根を伸ばし、ミネラル豊富なワインが生まれます。
《テイスティングノート》
熟した桃や砂糖漬けの果物の風味に、微かなエルダーフラワーの香りが感じられます。リッチながらバランスが良く、エレガントな酸がジューシーさを引き立て、テロワール由来のミネラル感が豊かな後味をもたらします。
《生産者について》
サンセールに設立されたファミーユ・ブルジョワは、10世代にわたり貴重なノウハウを引き継ぎ、ソーヴィニヨン ブランとピノ ノワールに情熱を注ぎ、テロワールを表現するワインを生産してきました。
2000年、マールボロとそのテロワールに魅了されたファミーユ ブルジョワは、ソーヴィニヨン ブランとピノ ノワール造りのノウハウを、ニュージーランド、マールボロのワイラウ渓谷に持ち出すことを選択しました。
Clos Henri Otira Sauvignon Blanc