《セントラル・オタゴのパイオニア》
「あまりにも寒すぎてブドウ栽培は不可能だ」
かつてそう言われた地に創始者のアラン・ブランディーが商業用のブドウ畑を拓いたのは1980年。
ファーストヴィンテージをリリースしたのは1987年で、これはリッポンヴィンヤードよりも2年早く、まさにパイオニアと言えます。
そしてこの地は今では1700haの畑が拓かれ、世界中のピノ・ノワールファンの注目を集めています。
《ワイナリーについて》
ギブストン・ヴァレー・ワイナリーは、ワイナリー運営だけでなく、レジャー、観光、レストラン、ウェディング、ホテルなど様々な事業を手掛けています。
その名の通りセントラル・オタゴのサブ・リージョンであるギブストンに本拠地を構え、周辺に畑を持つほか、ベンディゴにも4つの畑を持ちます。
《ワインについて》
ベンディゴにある単一畑で、標高320mのなだらかな斜面に畑があります。46%のブドウで全房発酵を行っており、それが味わいにも表れています。
赤色の様々なベリーを思わせるアロマが魅惑的に香り、ずっと香りを嗅いでいたいほど。ハーブのニュアンスも感じます。口当たりは今飲むのにも十分適するほどなめらか。これはブルゴーニュではなかなか実現できません。
温暖なカリフォルニアのピノ・ノワールと違って、押しつけがましくない一歩引いた凛とした佇まい。後味にそんなエレガンスを感じます。
China Terrace Bendigo Pinot Noir Gibbston Valley