《特別感のある熟成キアンティ》
キアンティの主要品種であるサンジョヴェーゼは、酸味も渋味も強くて熟成能力のある品種。手ごろなものはすぐ飲めるように渋味を抑えられていることも多いですが、クラシックにつくられたものが熟成すればまた違った美味しさがあります。
熟成によって土や乾燥したバラのような複雑な香りが豊かに漂い、少し軽やかでスムースな口当たりが心地よく感じます。
風味の複雑さのみで言うなら、若いワインでは3倍の値段を出してもなかなか表現できないほど。こういうスポットで入ってくるバックヴィンテージは、見つけた時に買わないと次入ってくるかどうかわからない特別感があります。
週末に飲むのを楽しみにしておくと、平日の仕事を頑張れるワインじゃないでしょうか。
ただし熟成ワインの弱点は日持ちしないこと。このワインも抜栓したらその日のうちに飲み切ることをおすすめします。だから飲むなら翌日ゆっくり寝てていい日に。明日は雨予報で予定もない週末にしこたま飲みましょう。
《テイスティングノート》
黒いベリーの香りに、リコリス、砕いた石、乾燥したバラのようなアロマ。口に含めばまだしっかり果実味があり、バランスよくきれいに熟成しています。タンニンは既に十分細かくなっており、余韻にしっかりと熟成香が広がります。
Chianti Classico Bramosia Donna Laura