イタリアの名門オルネッライアがつくる、イタリアを代表する高級ワイン「マッセート」。
そのセカンドワインにあたるのが「マッセティーノ」で、2017年ヴィンテージからリリースされています。
[ワインアドヴォケイト 2021年5月のレビュー]
ボトリング前に試飲したところ、2019年のマッセティーノは美しく仕上がっている。メルローをベースにカベルネ・フランを少量加えて強化したこのワインは、今回で3回目のヴィンテージとなる。カベルネ・フランは、この婉曲的に小ぶりなマッセートの表現を際立たせるものであり、その際立ったヴィンテージの特徴である。2019年ヴィンテージは、ソフトでしなやかでありながら、驚くほどリッチで層が厚い。熟したチェリーやブラックベリーなど、たっぷりとした黒系果実が感じられる。スパイス、タバコ、キャンプファイヤーの灰が余韻を埋め尽くし、すでに高く堂々と積み上げられたこのワインのアロマを構築している。2019年がボトルの中でどのように展開されるかをまだ見る必要があり、特に、厚く豊かな果実の凝縮感が、このヴィンテージのあまり顕著でない酸に対してどのように作用するかを測りたいと思っている。
[Monica Larnerによる試飲 飲み頃予想2024-2042年]
Massetino Ornellaia